重厚な稗史小説の書き手

司馬遼太郎の稗史小説を読んで来た私は、そこに書いてある事が史実だと信じていました。坂本竜馬、新撰組、大村益次郎等の歴史の偉人達を尊敬し、崇拝し、知ったつもりになっていたのです。しかし、司馬歴史観と呼ばれる創造なのだと気付いた時、戦慄しました。もちろん、登場人物は実際に実在していましたし、活躍した事などは本当が混じっています。しかし、人柄やセリフなんかは作られたものなのです。なぜそれを完璧な史実だと信じていたか、今ならそこを突っ込めるのですが、夢中になっていた時期は、何から何まで本当にあった事なのだ、と思っていたのです。
それは筆力がものすごいからだという事に気が付きました。歴史を俯瞰して見る視点、冷静であり、どこか温かさを感じる人物観。見事としか言いようがないです。小説は、言ってしまえば嘘で作られた世界です。それをいかに読者に現実っぽく見せるか、そこが技術であり、読者にとっての「面白さ」であるのです。
とくに私は、「燃えよ剣」の新撰組副長、土方歳三に夢中になりました。私の歴史好きはここから始まったのです。人を信じ込ませる、惹きつけるものというのはとてつもなく大きなパワーを感じます。大阪に記念館があるので、いつか行ってみたいな、と思いながら、やっぱり作者の土方にはどうしても惚れ惚れするのです。

勉強を楽しくする工夫

歴史の勉強に小説は最適です。私は学生時代、おおざっぱに流れを物語として読んで把握してきました。単語ばっかり覚えても面白くないので、ストーリーを楽しみ、それから要所の名称を暗記しました。そうすると、インプットしやすいので、とてもいい方法だと思います。物理や現国、古典なんかにも適用できます。とにかく大まかな物語さえあれば、そこの場面に名前を付けていくだけでいいのです。
最近知ったのですが、日本史の戦にはいろいろな名が用いられています。「戦い、乱、陣、攻め、役」などこれらには使う場面が決まっているそうなのです。なんとなく、語呂がいいからかな、なんて思っていましたが全然違いました。
「乱」は朝廷や幕府に対しての反乱や全国的な大規模の争乱に用いられるようです。「変」は革命を起こす事に対して使われ、「役」は戦争の事、「事変」は明治以降の軍が介入した騒動、「陣」は城攻めなど、「戦」は幅広く使われる。と、このように分けられているそうです。こういう振り分け方を知っていればさらに便利ですね。近頃は「わかりやすい!」と名のつく面白い参考書のような書籍も増えています。最初に選ぶべき物はなるべく簡単で、楽しく読めるものが良いのではないのかな、と思います。興味が持てないと、勉学は辛いですから。

友人の夢が私の夢に変わった

友人でシナリオライターを目指している人がいました。彼は事あるごとに「いつか有名になるから、俺の映画を見てくれよ!」と私に良い笑顔を見せていて、職に付かず、アルバイトで生計を立てていました。いつか叶うはずの夢を信じて。私は、彼にシナリオがいくつも載っている月刊誌を貸してもらい、毎月、それを楽しみにしていました。小説とは少し形態が違いますが、読むとなかなか面白いのです。
ある日、彼に「お金に困っている。貸してくれないか」と頼まれました。最初は「嫌だよ」と断りましたが、「どうしても家賃が払えない」と悲痛の表情で訴えてくるので、渋々、貸しました。「ありがとう、有名になったら倍にして返すから」と彼は言いました。しかし、その一週間後、彼は忽然と姿を消しました。バイト先や住んでいたアパートに行っても荷物も彼もまるっきり無くなっているのです。
その後、彼の作品は未だに上映されていないようです。どこかで頑張っているのかな、と、毎月自分で買うようにした月刊誌を読むたびに考えます。
なぜか分かりませんが、私もシナリオの勉強をするようになりました。彼の影響も少しはあるかもしれませんが、ただ、純粋に書く事が面白くて仕方がないのです。お金は返ってこなかったけど、彼が私にくれたものは大きかったようです。

地方に大きい本屋が欲しい!

関西地方に住んでいる女性の嘆きを聞いて、なんとかしなければならないなと思いました。その女性が言うには「地方に本屋が少ない。あっても、小さいか、ある程度大きくても、品揃えが少ない。だから、ネットの通販や電子書籍で間に合わせてしまう。もちろん、とてもいいシステムなんだけど、地方民も本屋の存続を望んでいる!」という事でした。本屋というのは、本を買わなくても情報が入る大切なツールで、都会から地方に引っ越すとそれを実感するのだそうです。交通の便の問題もあり、なかなか経営は難しいのだと思います。しかし、地方の人も本屋の存続を願っているのです。
私にもし、ある程度のお金があれば、大きな書店のない地方にでっかい店を構えるのに!と悔しく思います。ちょっと遠くても足を運びたくなる書店、品揃えが豊富で、ある程度寛げて、コミュニティスペースがある。大きな駐車場があり、新刊が出れば作家のサイン本も置いてあって、観光地にもなるような素敵な憩いの場。東京都内の大型店はある程度遠くても定期的に行きたくなります。そういう書店を地方にも建てられないものでしょうか。毎月イベントを開催し、作家にも講演会をやってもらう。コミケのようなスペースも設け、漫画や小説の書き方等の講義も受けられる。自主出版も流行っていますから、そういうものも作れて公開できる。本関連の総合的な商業施設です。
地方から本の発信できるとしたら、素晴らしい事ではないでしょうか。YOUTUBEを使って、お勧め本を魅力的に紹介したり、できる事は沢山あると思うのです。

雑誌の世界の奥深さ

「暮しの手帖」という雑誌を書店で見かけた事がある人も多いのではないでしょうか。日本の家庭向けの雑誌で、昭和23年に創刊されました。設立したのは花森安治と大橋鎮子で、商業主義に左右されないポリシーを持った雑誌です。
昔刊行されたモノを所持している方がいて、ネットで紹介されていました。それを見て、私の心は躍りました。なんて中立的で、なんて読者に親切なのでしょうか!いろんな企業の製品で実験をし、どれが一番いいかを本当に公平に検証しているのです。製品の質が悪いとかなり辛辣に酷評をしていたりもして、その思い切りの良さに平伏したくなるほど。特にトーストのでき具合を実験するために、4万3千枚焼いた!というのはなんたる執念なのでしょうか。(コストがかかるので、近年はそういった特集は組まれていないみたいなのですが)
雑誌の奥深さに興味を持ち、今までに発行された面白いのはないかとパソコン上で探す旅を始めました。同じ事に興味を持った方がいるみたいで、結構出てきます。まずは「野宿野郎」という雑誌、もう、題名だけで面白いです。それから「月刊住職」という住職専門雑誌、簡単に剃髪できるヘアーカッターの広告が入っていて、感慨深いものがあります。
ファッション雑誌はよくみるのですが、こういう専門的なマイナー雑誌を手にとる機会は殆どなかったので、これから雑誌のチェックをしていきたいと思いました。

読書グッズで快適生活

本を読むとき、あると便利なモノを紹介したいと思います。ネットで探してみると、読書用品専門店、というお店もあってなかなか面白いです。まずは、ブックライト。表紙に挟むタイプの専用ライトです。夜の読書タイムにはとても重宝します。眼が悪い人のためには読書用の拡大鏡ルーペがあります。お次はいろいろな種類がありますが、読書用スタンド。寝ながら本を読めるのでとっても便利。さらには本を手で支えなくてもいいので、腕も疲れません。また、ページの破れを直せるグッズなども存在します。経年劣化した本は割と破れたり、表紙から外れてしまったりしてしまいがち。そんな時役に立つのです。値札を綺麗に剥がせるグッズも存在します。古書店や古本屋で買った本には値札がついてあるものが多いので、外したい方は、こちらを利用してみましょう。
私も考えてみました。読書用、便利グッズ。冬の読書は指先が寒くって辛いです。軍手をすればいいけれど、軍手はあんまり可愛くないので、可愛い読書用の手袋。指先に滑り止めがついていて捲りやすい。ひじょうに重宝すると思います。それから、次は未来に期待する製品です。「再現スクリーン」これは本の世界を瞬時に再現してくれるスクリーンです。戦国時代や江戸時代など、想像だけでは難しいので、こちらがあれば奥行きも掴みやすくていいなぁ、と思います。それから、食べ物なんかもこちらで再現できたらいいな、と思います。人物は想像を楽しみたいので、人物以外の物が瞬く間にスクリーンに映ったら素敵な事だと思いませんか?ぜひ、科学者の皆さまに頑張っていただきたいです。

子供に優しい読み聞かせを

子供がいる方は読み聞かせをしてあげましょう。子供のころ両親に寝る前に本を読んでもらったという想い出は一生残ります。そういう経験をした子供は創造力が豊かになり、人の話をきちんと聞けるようになります。読書力は子供のころから培われるものです。親子の大事なコミュニケーションにもなりますね。それに、声に出して読んでみると何気ないシーンの大切さに気がついたり、本の面白さに目覚めたりもします。大人になってからも本を通して、自分とはかけ離れた世界を知る事が出来ます。子供もそうです。まだ、体験していない嬉しさや悲しさ、怖さや驚き。世界にはいろいろなことがあるのだということを、知る事が出来るのです。テレビやゲームは情報を与えるだけですが、本は語りかけてくれます。もっと身近に「本当にそれが良いの?」「それは本当に正しいの?」「自分でしっかり考えてごらん?」物語の中の優しい問いです。
読み聞かせながら「これはどういうことだと思う?」と子供に質問してみるのもいいですね。一緒に考えてあげる。子供の純粋で率直な意見を聞いてみるのも、自分にもプラスになります。
豊かな教育を本から始めてみてはいかがでしょうか?子供の豊かな「心」を育てる大切なアイテムです。

ブログ本やtwitter本が意外と好きです

何年も前、ブログをやっている人が自分のブログを本にまとめる「ブログ本」って言うのが流行りましたよね。芸能人のものだったり、お料理研究家のものだったりいろいろでしたが、自分が毎日綴ってきたものが一冊の本になるというのは嬉しいんだろうな…なんて思ってみてました。
一般の人でも、ブログ本を出そうと思ったら出せるそうなんですが、自費出版となると結構時間がかかるもの。それに、流通に乗せるというのは結構大変だし、売れなかった時には問答無用で返品されてしまうので、ショックも大きいですよね…。売れるにはある程度の知名度が必要そうです。
最近は、twitterから本になるパターンが増えているようですね。その人が投稿した面白い画像をまとめた本だったり、その人のツイートのまとめだったりいろいろですが、私がフォローさせて頂いている人も何人か本を出しているようです。飼われている猫ちゃんの写真集だったり、拾った猫ちゃんとの出会いをまとめた絵本風の物語だったり、お母さんとオネエな男性のメールのやり取りの画像だったり…どれもこれも素敵な本にまとまってました。いつでもネット上で見られるのに、本の形になっていると手元に置きたいと思うから不思議ですよね(笑)

物語のウェイトをどこに置くのか?

文章って、自分が思っている以上に書いた人の癖が出ると思います。小説とかエッセイを読んでいると、案外わかりますよね。言葉の選び方、テンポ、句読点の位置。いろいろな癖があると思いますが、一番癖が出やすいのは起承転結のバランスではないでしょうか。
どういう事かと言うと、要するに物語が展開していく中でどこにウェイトを置いているのか、ということです。もちろん、どの物語でも重要度としては転結にウェイトが行くと思うんですが、世界観が独特だったりすると起にページ数を割いている場合も多いと思います。作家さんによって、この人は割とバランスよく話が流れるな、と思う人も居れば、この人はちょっと前半もたもたするけど、途中からの追い上げがすごい!というような違いがあると思うんですよね。
大体何作品かを読むとその作家さんが好きな盛り上がり方がわかると思いますし、いろんな人の作品を読んでいくと自分がどういう展開の仕方が好きなのかもわかってくると思います。私は短期なので、起承はあっさり、転結がどっしりがっつり描かれている系が好きなんですが、そういう作家さんの癖や自分の好みがわかれば、ばっちりハマる一冊を見つけることが出来る率も上がると思いますよ。

有効な図書館の利用方法

何か新しいことを始めてみたいと思った時、どうしますか?運動系の習い事を始めるとかであれば、まずはジムやスクールに登録することが必要になりますよね。体験レッスンを受けられるところも多いので、体験してみてから考えるということもできます。運動以外でも、何か習い事をしたいとおもうのであればこういったお試しで利用できるもので自分にあっているかどうか、続けられそうかを確認してみるのがいいかもしれません。
例えば、それ以外の事を始めたいと思った時。どうしましょう?資格を取得しようにも、勉強しなくてはいけません。もちろん、資格を取るための勉強ができる学校もありますよね。でも、そういうところに通っている時間がないのであれば、自力でやるしかありませんよね。いきなりテキストを買うのに不安がある場合は、まずは図書館へ行ってみましょう。最新のものではなくても、いろんな出版社のものがそろっていることが多いので、自分に合うものを見極めるのにとても便利です。ただし、借りることが出来る期間は限られています。返却期限内に勉強を覚えるのはなかなか難しいので、そこである程度買う参考書にあたりを付けて本屋さんへ行くようにしましょう。

いつまでも夢みる少女でいたい……。

なぜ私がこんなにも小説を年がら年中読んでいるかといえば……。そう、それは夢を見ていたいから。恋をしていたいから。 そんな願望を叶えてくれるる夢小説。好きなあの人から名前を呼んでもらえるだけで胸の高まりがやみません。